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2017.09.07

音と振動①

今回は音、振動についてです。

よく考えると世の中には「よくわからないこと」ってたくさんあります。

今回はその一つ

「ドレミファソラシドってどうやって決められたの?」はてな

をあげて音と振動について書いていきます。

この解答ですが簡単に説明すると「国際標準ピッチ」という音階の基準指標みたいなものがあってそれを基軸として音階が作られます。これも紆余曲折あって現在の形になっているのですがこれを書いていくとまた話が長くなってしまうのでまた後で説明します。

「国際標準ピッチ」とはなんかというと、

「ラ」の音をどこの高さにするかを定義したものです。

なんでそんな事が必要かと思う人がいるかもしれません。


ひとつ例を挙げます。

ケーキを作ってAさんとBさんに食べてもらいました。

Aさんは「甘すぎる」といい、Bさんは「もっと甘いほうがいい」と言いました。

ありがちな話です。

じゃあどっちが言っていることが正しいでしょうか?

。。。という話になるとなかなか難しい話ですね・・・

どうすればいいでしょうか?

僕なら糖度計を入手して糖度を図って・・・・でも糖度が16度だったとしてその数値が甘いってどうやって説明したらいいでしょうか??

誰かが基準を決めないといけないですよね?例えば

ショック「12度から甘いことにする!!」

みたいな(笑)


実は音程も基準値が決まるまでバラバラでした。一番低い「ラ」と一番高い「ラ」では1音以上の開きがあったといいます。

今で言うと「ラ」の音が国によって

インド人「うちの国だと「シ」だよ」

って言われるようなものです。

その当時これは困った問題になっていて例えばAという国のオーケストラとBという国のピアニストが一緒にコンサートを開くことになった時に、互いの国の基本の調律が違うと気持ち悪くなりますのでどちらかに合わせないといけないのですが、ピアノは調律できるので当然Bの国のピアニストがAの国のピアノを使えばAの国の調律になるので特に問題無い気がするのですが、Bの国で音楽教育を受けてきたピアニストが厳格な絶対音感を持ってしまっているとAの国の調律が気持ち悪くてBの国の調律を受け入れることが出来なくて苦労する。

なんてことがあったのです。(実はこの問題は今もまた多少あるようですが・・・)

なんか音と振動の話をしているのに音階の話になっているので脱線している気がしますよね・・・今回の題目は音と振動です。

でも脱線してないのでご安心を。

ここで出てくるのが「周波数」という言葉です。説明がどんどん難しくなる気がしますが先に進みます(笑)

周波数

周波数とは「1秒間に空気が何回振動して波打つかを表したものです。単位は「Hz」。50Hzなら50回、440Hzなら440回です。

「振動」という言葉が出てきましたね。

そうです。音とは空気の振動した数で高さが決まるのです。

先ほどの話で結局「ラ」の高さを決めるにはこの周波数の数を決めれば数値で表せるので国や人によって変わるということがなくなります。

そこで1939年にロンドンの国際会議で「ラ」の音の高さを440Hzにすることが決定したのです。拍手パチパチ拍手

今回はここまで。次回は続きを書きます。ちょっと不完全燃焼ですので。。。

とりあえずまとめますと「ラ」の音は1秒間に440回空気が振動したときに発生する音の高さの事を言うわけです。

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